コロナウィルスも第2派が一部の地域で流行しているものの、4月と比較すると少し落ち着き、収束の光が見え始めてきましたね。
外出を自粛している人はまだまだ多くいるとは思いますが、その中の大半は、
「はやく、友達ととどっか遊びに行きたい!」
「美味しいレストランや居酒屋で食事したい!」
「遊園地やスポーツ観戦、ライブに行きたい!」
と皆さん思っていませんか?いや、思っているはずです!!
中でも、「国内旅行や海外旅行したい!」という人はたくさんいるのではないでしょうか。
(僕は10年くらい海外に行ってないので、そろそろ旅行したいです・・・個人的には”ニューヨーク”や”セントマーチン島(フランス)”、”ドバイ”に行ってみたい 笑 )
今回は海外旅行先で何気ない行動が、現地の人から見たら実はマナー違反(気分を害すること)だった事例をいくつか紹介します。
いくら自分は観光客だからとはいえ、現地の人から「あの人は非常識だ」なんて思われたくないですよね?
では早速、見ていきましょう。
イギリス
他の地域と混ぜる
イギリスの人は自国を「イギリス(UK)」と、まとめられるのをとても嫌います。
どういうことかと言うと、イギリスは4つの国から成り立つ連合王国です。
一般にUK(United Kingdom)と言われておりますが、これは4つの国家を1つ統合したものを意味しており、
正式には「The United Kingdom of Grate Britain and Northern Ireland」、日本語に訳すと「グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国」と呼称されます。
4つの国家とはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドに分けられています。
よくサッカーやラグビーなどでも、4つの国が別のチームで分けられてるのもその理由だからです。
なので地域の話はイギリスの人にとってとっても敏感なので、極力この話題は避けたほうがいいでしょう。
ピースサインを裏向きにする
写真を撮るときは大抵の人はピースサインをすることはありますが、よく若い人の中にはピースを裏向きにして(手の甲を見せて)撮ることがありますがこれはイギリスではやってはいけません。
イギリスでは「Fxxk」を意味するポーズが人指し指と中指を裏向きにする。
つまり、日本でいう相手に中指を立てるあの行為に該当するのです。
なので、絶対に絶対にやらないでください。(フリじゃないですよ。。)
紳士な対応をしない(次の人のためにドアを開けたまま待たない)
さすが紳士の国ですね。
日本でも人によって手動のドアなど、次の人のためにドアを開けたまま待っている人が見受けられますが、イギリスでは必ずと言っていいほど、みんなジェントルな対応を心掛けております。
このマナーは男性に限らず、女性も習慣化されているらしいですこれは日本人である僕らは見習うべき点ですね!
レストランやカフェで料理の写真を撮る
最近は特にInstagramでの投稿やストーリーズの機能が充実しているが故に、容易にアップしてしまう人が増えてきてますが、それらを無断でアップしてはいけません。(フランスも同様です)
もし写真を撮りたいのであれば店員に一声掛けてから撮るようにしましょう。
ただ、料理以外にも集合写真や動画撮影などは極力控えましょう。
店員から承諾は得ても、他のお客様からクレームが来ることも多々あるそうなので、気をつけてください。
フランス
定刻通りに友人のホームパーティーやイベントに行く
「え?なんで時間通りに行っちゃダメなの?」と特に時間に厳しい日本人ならそう思うはず、でも実はマナー違反なんです。
早くても、開始時刻の15分後に行くようにしないといけません。
理由として、もてなす側は完璧にパーティーなどの準備が完璧に整った状態でゲストを迎えいれたいのです。
もし開始時刻ちょうどにゲストが来てしまったら、場合によっては実はまだ準備が完全ではないこともありますよね?
なので、フランスの人々はある程度開始時刻を過ぎてからパーティに行くのがマナーとされています。
数字は親指から数える
日本人は「1」を指で表す際は人差し指を出すと思いますが、フランスで「1」は親指1本(goodのポーズ)をだすのがルール(習慣)です。
数える際は親指から順番にあげます。例えば、コーヒーを2つ注文するときの合図はピースサインをするのではなく、親指と人差指を上げます。(指でっぽうのポーズですね)
また、これは僕の友人の経験談ですが、注文の際、人指し指のみをあげたら(1つだけ注文したかった)商品が2つでてきたということも
あったそうです。
なので、指の順番はとても大切だということがわかりますね。
商品を一旦手に取って確かめる
これもNGなんです。この行為をすると現地の人から冷たい目で見られます。
手にとって確かめる行為は周りの人から見れば「あの人、盗むんじゃないのか?」と思われてしまいます。
なので、基本は触らないようにすることを心がけましょう。
もし、どうしても直接手に取って確かめたい場合は、店員に一声かけるなどの配慮が必要になってくるでしょう。
特に必要がなければ、基本触らないようにしてください。
トイレは有料
基本トイレはどこへ行っても有料なところがほとんどです。
百貨店やデパートなどはトイレの前にドアマンが立っており、その人にお金を渡すことで利用できるトイレもあるそうです。
例外として、有料施設(美術館など)、空港や駅、レストラン(一部有料あり)は無料で使用できます。
価格としては0.5~1ユーロ(日本円で60~120円)が相場だそうです。
なので、フランスに訪れた際は極力有料施設や無料の公衆トイレを使用といいでしょう。
カナダ
会話で自分の意見を言わない
仕事上での会話の際は日本でも、意見は言わないといけない場面はあると思いますが、特にカナダでは自分の意見をちゃんというのがマナーです。
友人との会話でも、相手の雑談や相談事に対して相槌ばかり打ってたら相手に「この人は返事だけしかしないから、話をしても意味ないな」って思われます。
日本よりも遥かに厳しく見られるので、特に留学生の人は現地の人と話す機会があれば必ず自分の意見を言うようにしましょう。
待ち合わせ場所に早く着く
日本では、5分前には集合場所に着くのがマナーとされているが、カナダではマナー違反にあたります。
理由としては時間よりも早く着く行動はカナダでは「相手に気を使わせてしまう」からです。
なので、ちょうど集合時間に目的地に着くくらいの行動をとりましょう。
くしゃみをした後に何も言わない
くしゃみをした後の何も言わないのは失礼にあたります。
確かにくしゃみは生理現象なので仕方がないのです、それでもくしゃみをしてまったらその後に必ず「Excuse, me」と言いましょう。
実はカナダではくしゃみには幸せが逃げてしまうという言い伝えがあり、通りかかる知らない人達が「Bless you」と言ってくれます。
「Bless you」は「お大事に」という意味ですので、もしその時は感謝の意を込めて「Thank you」と答えるようにしましょう。
赤信号でも右折はOK
カナダで車を運転する際は赤信号でも右折することができます。
車は日本とは逆の右側通行のため、対向車線からやって来る車とは交差しないため、右折が可能なのです。
右折しないことがマナー違反までとは言いませんが、右折せずに止まっていたら後ろの車にクラクションを鳴らされるかもしれませんので気をつけてくださいね。
韓国
片手でお酒を注ぐ
日本でも目上の人とお酒を飲む際は、ある程度の配慮を持つことが必要ですが、韓国では特にマナーがしっかりしています。
目上の人へお酒を注ぐ時はビンを右手で持ち、左手をビンに添え、男性の場合は胸に軽く当てたりします。
また目上の人からお酒を受ける時は、必ず両手でグラスを持つようにしてお酒を受け取るようにしましょう。
でも友人同士での飲み会関係なら、片手で注いだり受けたりしても問題ありません。
お酒を継ぎ足す
会社の上司や先輩のグラスがある程度空くと、後輩がお酒を継ぎ足す習慣が日本ではありますが、韓国ではお酒の注ぎ足しはマナー違反、失礼にあたるので必ずしないようにしましょう。
何故なら、韓国では亡くなった人に対する儀式の際に、お酒を注ぎ足す行為があるからです。
なので、普段の飲みの場でお酒を継ぎ足す行為はその儀式を連想させてしまうので、お酒を継ぎ足す際は完全にグラスが空くのを確認してから注ぐようにしましょう。
正座をする
一般に正座が正しい座り方として広まっていますが、韓国ではマナー違反になります。
韓国で正座は罰を受ける罪人の座り方だと考えているからです。
よく日本の時代劇ドラマなどで観る光景ですよね。
なので韓国では男性に限らず、女性もあぐらや片膝を立てて食事をします。
その座り方に抵抗がある人は足を横に流すお姉さん座りをするでもOKですよ。
相手の目を見て話す(聞く)
日本では相手の目を見て話したり、聞いたりするがマナーですが、韓国の場合、相手(特に目上の人)の目をじっと見続けるのはご法度とされています。
少し目線を逸らしたり伏し目にするなどして、相手の話を聞く(相手に話す)のが相手に従順な態度と見なされます。
もし相手の目を見続けてしまうと、「何か文句でもあるの?」と相手に誤解される可能性があるため控えましょう。
ニュージーランド
鼻をすする
普段風邪を引いたときや花粉症にかかった際、鼻水が溜まるから思わず鼻をすすることは当たり前ですが、ニュージーランドではマナー違反なのです。
(ティッシュで鼻をかむのは仕方がないことなのでOKですが、できるだけ静かに行いましょう)
周りの人から見ると、
「汚いな。。すするんだったらティッシュでかめよ」と思う人がほとんどです。
なので、鼻をすする行為は相手に非常に不快な思いをさせるのでやめましょう。
そしてポケットティッシュは必ず持ち歩くように心掛けてください。
麺をすすりながら食べる
これはニュージーランドに限らず、西洋の人に当てはまるのですが、食事は基本静かにして食べる意識が日本より遥かに高いです。
日本人もスープやパスタ、高級レストランでの食事は音をたてないのがマナーですが、
ニュージーランドではラーメンなどの麺類含め、全て音を立てないのが常識です。
無断で撮影する
タイトルだけ見ると「そりゃ日本でもそうでしょ」と思う人がほとんどですが、そもそも写真に人が映り込む事自体、ダメなのです。
日本の場合は建物や景色を中心に写真をとっても人が入ってしまうことはあります。
もし、それでも人物を入れるのであればその人の許可を取ることが必要です。
(子どもの写真を撮る場合は親の承諾を得ること)
何気なくインスタやFacebookに投稿したらアウトなので気をつけてくださいね。
車を後ろ向きに止める(マナー違反ではないが習慣)
これは常識・非常識の話から逸れてしまいますが、お家やスーパー、商業施設といった全ての駐車場において、車は前向き駐車がほとんどです。
これは防犯対策のためにおこなっていて、盗難にあった際、バック駐車よりも前向き駐車のほうが、出庫に時間がかかるためと言われています。
なので「あっ、あの車前向き駐車にしてるんだー」くらいの間隔で現地の人は見ています。
タイ
赤ちゃんに「かわいいね」と言う
日本だと「えっ!」ってなるはず、タイでは昔からの言い伝えで赤ちゃんにかわいいねとあやすと悪霊に取り憑かれると言われております。
「じゃあ、なんて言えばいいの?」と思う方、
赤ちゃんを批判してください!
「ブサイク!!」や「かわいくない!」と言うのが、ベストでタイの人からするとそれが褒め言葉になるのです。
1番気になるのは理由ですよね。
タイでは批判をすることで、悪霊に「この赤ちゃんはかわいくないから取り憑いても意味ないよ」という思いで言っているのです。
頭を撫でる
タイでは身体の中で頭が1番神聖な場所であると言われており、そこに精霊が宿っていると言われております。
なので、頭を撫でるというのは失礼・侮辱に当たる行為です。
たとえ相手が子どもでも容易に触るのはNGです。
ただ、身内や親しい関係なら頭を撫でるのはOKとも言われています。
人に足を向ける
身体の一番下にある足は、不浄な場所として扱われます。
そのため足を机に乗せる行為や人に足の裏を向ける行為は大変失礼な行為になります。
満員電車の中でも移動するときは極力またがないようにしましょう。
また、靴を脱ぐ機会があった際は他人の靴を揃えるなどの行為は避けたほうがいいです。
食器を持ち上げる
日本ではご飯やお味噌汁を持って食べるのがマナーですが、逆にタイでは持ち上げたらマナー違反になります。
食事をする際は、テーブルから食器を持たずにフォークやスプーンを使って具材を口に運びましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本では当たり前にしてたことが、海外では実は大きなマナー違反だったのです。
これを知るか知らないかでも大きく違ってきますよね。
これから、海外で旅行や仕事、あるいは留学しに行く人は特に気をつけてほしいと思います。
今回紹介した事例はあくまで一部を紹介しただけに過ぎず、他にも知らない常識・非常識はまだまだたくさんあります。
また今回書いた記事については、僕の友人の経験を元に紹介した事例もいくつか掲載しております。
この場を借りて改めて、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。
皆さんが海外へ行く機会があったらこの記事のことを思い出していただければ嬉しいです。
それではこの辺で、
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