仕事で書類や資料を作成したり、受験に向けた勉強など、集中して作業を行わなければいけないときってよくありますよね。
でも、真面目に業務や勉強に取り組まねばと思いつつも、いざ行動に起こすとすぐに集中力が途切れたり、2~3時間一生懸命取り組めてもその直後に集中力がプツンと切れて何もしたくない状態に陥ります。
そんな頑張りたくても中々改善できない人たちに、今回は無理のない範囲で継続的に実践できる時間管理術「ポモドーロ・テクニック」を紹介いたします。
ポモドーロ・テクニックって何?
この時間管理術は”短期集中型の時間管理術”で25分作業を行い、5分間しっかり休憩をして、そしてまた25分しっかり集中して作業を行うテクニックです。
人によって集中力が異なりますが、この「25分」と「5分」のON/OFFをしっかり分ける意識をするようにしましょう。
25分でやること
この時間は作業にひたすら集中する時間に費やしましょう。
初めての人やこのテクニックを取り入れてまだ、まもない人はとりあえず、ただひたすらこの25分を集中して作業に黙々と取り組むことから始めましょう。
この25分で大事なことは「自分で決めた作業以外のことは何もしない」ことです。
当然、スマホやテレビを観るといった行動は御法度ですよ!
※テレビの音声を聞き流すくらいなら大丈夫です
とにかく25分だけ、頑張ってやり切りましょう。
たとえ作業が進まなくても、自分が決めた作業に25分だけ取り組む姿勢が大切です。
ある程度このテクニックに慣れたら次は「25分の間で完結できる作業」を決めるタスク管理をしましょう。
この理由として、25分作業×5分休憩のセットがいくらあるとは言え目標がないと、漠然とした作業だけで一日が過ぎてしまうからです。
なので、25分ごとで完結する仕事(学生なら科目や分野ごとに区切る)といった目標をしっかり立てて作業するようにしましょう。
5分でやること
この時間はもちろん休憩の時間ですが、大切なことがあります。
それは25分の作業でどんなにキリが悪いところでも必ず終了して(強制です)しっかり5分休憩を取ってください。
理由は自分の作業から完全に切り離すことが大切だからです。
(つまりON/OFFをしっかり分ける意識をしましょう)
休憩時間は作業をしないだけでなく、なるべくデスクなどの作業環境から離れたところで休憩を取るようにしましょう。
・作業部屋とは別の部屋(リビングなど)でリフレッシュする
・ベランダに出て日光浴
・外でタバコを吸う
・スマホでSNSやLINEをする
この休憩時間はただ作業環境から離れるための行動だけではなく、作業(あるいは勉強)自体を完全に頭から切りはなすためでもあります。
→とはいえ、頭から切り離すのも中々難しいですよね
休憩時間を設けてても、頭の中は作業のことで思い詰めていたら、しっかり休めないのと同じです。
休憩時間はとにかく「何も考えない」ことが大切で、言い換えれば「頭を空っぽにする」ことが大切です。
ですので、どんなときでも休憩時間はしっかり取るように心掛けていきましょう。
余談「ポモドーロ・テクニック」の由来
ここで一旦アイスブレイクとして、そもそもこの時間管理術は何故「ポモドーロ・テクニック」と呼ぶのでしょうか。
一般的な見解としては「ポモドーロさんという人が考案したテクニックだからこの呼び名がついたのでは?」と考えるのが大半だと思います。
僕自身も始めは人の名前から取ってるのかなと思いましたが、実は他の理由があったのです。
それは、、、
「トマト」です🍅🍅
は???
って思っている人は最後までご覧くださいね。
「ポモドーロ」とはイタリア語で「トマト」という意味なのですが、何故トマトがこの時間管理術と紐づいているのでしょうか。
それにはきっかけがありまして、1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロによって考案されたテクニックであり、当時シリロが学生時代に愛用していたキッチンタイマーがトマトの形をしていたことからこの名がついたと言われております。
効率よく実践するために
さぁ、概要を理解できたとこで早速実践しましょう!
と言いたいことですが、このテクニックを一日中(例えば8時間)実践していくのは正直今の僕でも難しいです。
25分(実践)×5分(休憩)をずっと繰り返すのは体力的にも精神的にも疲れるのが正直なところです。
なので、まずは上記作業を3セットくらい行なった後に長めの休憩(15~20分)休憩をとって後半も3セット実践してみることをオススメします。
僕は仕事が完全に在宅ワークなので、いつも8時間の中でこのポモドーロテクニックを駆使して日々仕事をしていますが、例えば僕の場合、仕事が10時始業19時定時(休憩は13時〜14時)というスケジュールですので、以下のように目標を立てています。
特に午後は午前よりも作業のパフォーマンス能力が失ってきてしまうので、5分休憩を10分にするなど多く時間を取るのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
同じ作業でも作業のON/OFFの切り替えを上手くできるかできないかだけでも全体のパフォーマンスは大きく変化しても過言ではありません。
確かに人によって集中力の継続時間は異なりますが、程よく休憩を入れて頭の中をしっかり整理していくことで、自分の本来の能力が最大限に発揮されていきます。
もちろん人によってそれぞれ得意とする時間管理術をがあるので、無理に今回紹介したものを実践しようとしなくてOKです。
他にも過去に僕が実践した時間管理術もありますので参考にしてくださいね。
・25分しっかり作業して、5分はしっかり休む
・どんなにキリが悪くても25分経ったら作業を中断する
・休憩時間中は作業のことは一切考えない
・3セットに1回は長めの休憩を入れる
集中力が持続しない人に少しでも参考になっていただけると嬉しいです。
少しでも一分一秒を有意義に活用できますように。
コメント