皆さんはしっかり睡眠時間を確保できていますか?
「残業が多くて全くとれていない」
「せっかくの休日だから遅くまで起きていたい」
など、人によって意見は様々だと思います。
でもここではっきり言いたいことがあります。
どんな状況でもしっかり睡眠をとるようにしましょう。
本当にその言葉に限ります。
もちろん日によっては眠れない日もありますが、それでも翌朝に備えて早く寝ることが最適です。
今回は睡眠がもたらす効果と今後みなさんが睡眠に対する意識を高めてもらえるように内容をまとめましたので一緒に見ていきましょう。
ベストな睡眠時間ってどれくらい?
結論からを言えば人それぞれですので、全部が正解なのです。
一般的に言えば7~8時間くらい睡眠をとるのが一番良いと言われております。
中には人によって3~4時寝ればスッキリする「ショートスリーパー」と呼ばれる短時間の睡眠でも平気で次の日活動できる人もいます。
必ずしも寝れば寝るほど良いという訳ではありませんが、4時間でも7時間でも10時間でも起床時に気持ち良い目覚めができていれば良いのです。
僕自身、25歳を過ぎた頃から必ず6時間は確保するように心掛けています。
睡眠時間が短すぎると、眠気と疲れが残ったままが多いですし、逆に9時間以上寝ると身体が痛くなりますし、寝過ぎたことによる倦怠感も少しでてきます。
なので、少なくても僕の場合は平均して6~7時間あれば気持ちいい目覚めができるので、就寝の時間と起床の時間を確保できるように動いています。
睡眠は疲労回復以外にも効果がある
睡眠というと「身体の疲労が取れ、一日を元気に過ごせるようになる」というイメージを持っている人が大半です。
それも正解の1つですが、実はそれ以外にも睡眠には様々な効果があると科学的に証明されているのはご存知でしょうか。
既にご存知の人もいれば、初めて知る方もいらっしゃると思いますので、ここで順番に紹介していきます。
一日の出来事を記憶の中で整理してくれる
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」と2つの状態が繰り返される事で疲労が取り除かれています。
記憶の整理はノンレム睡眠の状態の時に行われており、一日に起きた「嬉しかった事」「楽しかったこと」「悲しかったこと」などを洗い出して脳にしっかり記憶しておく作業を指します。
ここで2つの睡眠状態の具体的な役割をそれぞれ解説していきます。
レム睡眠
浅い睡眠の状態を言います。
入眠した際に最初にレム睡眠の状態から始まり時間の経過と共に眠りが深くなっていきます。(ノンレム睡眠になる)
特徴として「身体の疲労が取れる」「夢を見る」などの特徴があります。
ちなみにレム睡眠の「レム」とは「Rapid Eye Movement」の略称で直訳すると素早い眼球運動と意味付けられます。
言葉の通り、レム睡眠の際は目をつぶっていても眼球が常に上下左右に動いているのが特徴です。
また、レム睡眠時に一日に起きた出来事を整理しながら記憶していくので、このとき身体は休んでいても、脳は一部起きている(機能している)状態になります。
ノンレム睡眠
深い眠りの状態を言います。
レム睡眠の状態から移行し眠りが深い状態であり、脳や自律神経をしっかり休ませ、また成長ホルモンの分泌が活発になるのもこの状態の時に表れます。
ノンレム睡眠は身体も脳もしっかり休んでいるため、ちょっとの刺激では中々起きないのが特徴です。
身体だけでなく心の疲れも取り除いてくれる
睡眠は心の面やストレスの解消に大きく繋がっていきます。
まず、十分な睡眠時間がとれないと翌朝に睡眠不足や疲労感が残ってしまい、そこで不安やイライラといったストレスを強く感じてしまいます。
ノンレム睡眠の部分でもお伝えしましたが、睡眠時間を十分に確保することで、自律神経を整えてくれる働きがあります。
それによって、翌朝に目覚めた際に不安事やその他ストレスを感じることに対して軽減される効果があります。
成長ホルモンが活発化する
人間は寝ている間(ノンレム睡眠のとき)に成長ホルモンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
成長ホルモンとは言葉のまんまで人間が成長していくためのホルモンを総称して言います。
成長ホルモンと聞くと子供にしかないイメージだと思いますがこれは大人にも成長ホルモンはあるのです。
主な役割は「骨を丈夫にする(身長を伸ばす)」「筋肉などが発達する」「代謝を促す」
などの効果があります。
また、成長ホルモンはただ単に成長を促すためのホルモンだけではなく「細胞の修復」や「疲労の回復」などにも様々な役割を果たす大事なホルモンでもあります。
また、寝ている間に細胞のから皮膚の膜を新しいものに交換してくれる作用もあるので、翌朝、目ではあまり実感が湧きませんが肌をきれいにしてくれる効果もあるのです。
十分な睡眠時間を確保するための対策
みなさんも睡眠の重要性について、元々理解している人がほとんどだと思いますが、「ちゃんと眠れるなら苦労しないよ!!」と思っている人が大半でしょう。
「寝たくても眠れない」「寝たいけどまだやることがある」「もう少し起きていたい」などと思いは人それぞれですが、少しでも寝れるような(眠りにつこうとする意識)行動をご紹介します。
夜遅くまでやるなら翌朝早く起きて作業をしよう
よく、仕事の残業タスクや明日のプレゼンに向けての資料まとめなどで寝れる状況ではないと思います。
ですが、そういう日だからこそ敢えて早めに寝て、次の日の早朝に作業する意識に変えておくとパフォーマンスも向上します。
確かに不安が残るから今日中に完了しておきたい気持ちもわかりますが、次の日のパフォーマンスを大きく崩してまでやることではありません。
それでも、やらなければいけないのであれば、完遂させるのではなく「ここだけはやっておく」という目標を決めて残りは翌朝にまとめて作業しておくようにしておきましょう。
眠りやすい環境を整えること
睡眠時間を確保できていても、人によっては入眠するまでに時間を要してしまう人もいるでしょう。
その場合は身の回りの睡眠グッズから揃えたり、眠気が来やすい状態に持ってくることが大切です。
睡眠グッズ
睡眠グッズにも枕や布団など様々ありますがいきなり一式揃えるのはお金もそれなりにかかってしまいますので、これだけは揃えておきたいものを紹介します。
アイマスク
アイマスクは照明などといった光を遮断してくれるアイテムです。
また最近では蒸気ホットアイマスクや、良い香りがするアイマスクも登場していますので、ただ光を遮断してくれるだけでなく、目の周りの筋肉を柔らげてくれたり、香りなどで自律神経を調整する効果もありますので、より快適な睡眠を取りやすくなります。
オーダーメイド枕
オーダーメイド枕は自分の体型や骨盤に合うように作ってくれますので、身体への負担を軽減してくれるので睡眠の質も高めることができます。
値段は2~3万前後と少し高めですが、購入後のメンテナンスなども充実しており、長期的に見ると効果は抜群のアイテムですので、既製品の枕よりもオススメします。
まとめ
いかがでしょうか。
睡眠に対して、ただ身体の疲労を取り除く以外にも様々な効果があることがわかりましたね。
・どんなときも6~7時間睡眠時間を確保するようにする
・悩み事があるなら考えず寝る
・眠れなければ快眠グッズを揃える
他にも睡眠についての関連記事もありますので、併せて読んでいただけると嬉しいです。
みなさんが快適な朝を迎えることができますように。
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