僕が「つみたてNISA」を始めたきっかけは、本屋で偶然目に入った一冊の本から始まりました。
将来の事を考えたときに、長い時間を掛けてでも自分の資産を増やしたいなという思いで始めました。
最近、CMなどで「NISA(あるいは、つみたてNISA)を始めよう」といった広告がでるようになりましたが、「なんか難しそう」「お金がすぐになくなりそう」「下手にやって失敗したくない」とマイナスのイメージを持ってる人が多いと思います。
でも、はっきり言います。
早いうちからやるべきです。
「百聞は一見にしかず」「習うより慣れろ」みたいに実際に始めながらやると、知識と経験が増えますのでとにかく行動することが大切です。
もちろん投資なので、リスクを伴う可能性はあります。
ただ、今回お伝えするのはローリスク・ローリターンと言って、リターンはそれほど大きくはないけれど、リスクを犯して失敗する確立が圧倒的に低い方法が「つみたてNISA」なのです。
まずは「つみたてNISA」の前に、そもそも投資信託とは?資産運用とは?先に投資の基礎的な部分から説明していきます。
まずは投資信託を知ろう
「投資信託」や「ファンド」など聞いたことはあるけど具体的な説明ができないという人が多いのではないでしょうか。
まずは言葉の意味を理解するとこらから始めてみましょう。
意味を知ると知らないとでも全体の見方が大きく変わっていきますので、頭の中でイメージをすることが大切です。
投資信託(ファンド)とは?
見出しにも書いてますが投資信託=ファンドなのでこんがらないようにしましょう。
覚えやすくするために、そもそも何でこの漢字が使われているのかを考えることが大事です。
漢字には一つ一つに意味が込められていますから、使われている漢字を紐解いていきますと、、
自分が信用する委託先(信託)に資本を投じる(投資)
つまり、自分の資本を誰かに託して取引する活動のことを投資信託といいます。
ここで言う誰かとは「運用の専門家(ファンドマネージャー)」を指します。
なので、僕たち(投資家)は自分の資金をファンドマネージャーに預け、投資のプロたちが株式や債権に投資や運用をおこない、そこから発生した利益が僕たちに還元されるというシステムです。
投資信託のいいところ
ここで投資信託のメリットをざっとまとめてみました。
自分の収入と支出を考えたうえで、無理のない範囲で始めてみましょう。
投資の知識がなくても運用はプロに任せられる
まずここが投資信託のいいところです。
株や投資の知識や実際の経験が浅く、日々の仕事が忙しいので投資情報を細かく確認できない人にオススメです。
投資のプロたちにお金を預けながら、空いた時間に投資の情報をチェックして知識をどんどん蓄えていけます。
少ない資金からでも始められる
少額からでも始めることができるのが、投資信託の良いところでもあります。
証券会社にもよりますが、一口100円から始められるので他の投資よりも気軽にスタートできるのがいいですね。
リスクが低い
普段投資おこなう際、一つの銘柄(取引する株式の商品)を選択した場合、もしその銘柄が値下がりをした場合、損失は大きいです。
ですが、投資信託は僕たち投資家から資金を集め、プロのファンドマネージャーによって色々な銘柄(取引する株式の商品)を分散して投資をするので値下がりなどのリスクを軽減することができます。
投資信託の悪いところ
いいところもありますが、悪いところもあります。
メリットとデメリットをしっかり理解した上で、投資信託を始めましょう。
元本が保証されない
他の投資にも当てはまることですが、値上がりが期待できる分値下がりすることがありますので、元本割れ(当初購入した金融商品の金額よりも、価格が下回ってしまった状態)する可能性はあります。
コストがかかる
投資信託は、運用のプロであるファンドマネージャーに任せているのでその分コストも発生いたします。
なので、購入して運用をすると下記の手数料等がかかってしまいます。
- 購入時手数料(販売手数料)
- 信託報酬(投資信託の運用管理費用)
- 信託財産留保額(中途解約料みたいなもの)
自分で好きな銘柄を選べない
ファンドマネージャーにお金を預けているので、当然ですが自分自身で銘柄は選ぶことはできません。
ですが初心者はまずこの部分は気にしないで、ある程度投資の経験と知識が身についてきたら、自分で銘柄を選択するやり方に変更してみるのも良いとい思います。
ここで「つみたてNISA」の登場
これまで投資信託の説明をしてきましたが、投資を始めていくにあたって、まず証券口座を開設する必要があります。
ここで1点注意しなければいけないことが、投資信託で売買して出た利益を引き出す際に約20%の税金が発生いてしまいます。
特に投資の初心者にとっては、少額での取引でおこなう人が多いので、せっかく利益が出たとしても税金で持っていかれるのであまり嬉しくないですよね?
そこで初心者に覚えてもらいたい制度が「つみたてNISA」なのです。
そもそも、NISAとは「少額投資非課税制度」と言って、つみたてNISAを利用して投資信託を買った場合、その取引で得られた利益は20年間税金が発生しないというお得な制度なのです。
投資初心者にとって、この制度を利用しない手はないですよね?
つみたてNISAの概要
ではここで、「つみたてNISA」の特徴について説明していきます。
つみたてNISAの口座を利用するには、国で指定した投資信託(インデックスファンド、アクティブファンド、ETFなど)の積立購入しかできないのが利用条件です。
あと、もう一つは非課税期間が最長で20年間もあり、年間の非課税投資枠は40万円となっています。
つまり、最大で800万円分の投資信託を購入できるということなのです。
(もちろん元本割れする可能性もありますので、注意してくださいね)
NISAとの違いは何?
じゃあ「NISA」と「つみたてNISA」はどのように違うのでしょうか。
先程も説明しましたが「つみたてNISA」は年間投資額が40万円の最長20年間に対し、「NISA」は非課税の最長期間が5年かつ、年間の非課税投資枠が120万円です。
よって最大600万円分の投資信託を購入することができます。
それと「つみたてNISA」と違うところが、投資信託の対象の幅が広いことです。
NISAでは積立購入できるものが、株式やすべての投資信託なので投資の幅がかなり自由です。
一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|
非課税期間 | 5年 | 20年 |
年間利用限度額 | 120万円 | 40万円 |
購入可能商品 | 株式・すべての投資信託商品(上場株式やETF、REITなど) | 国が指定した投資信託商品 |
どのような人に向いてるか | 積極的に投資を行ない株の知識を増やしたいバリバリな人向け | 少額から投資を始めたい初心者向け |
口座開設可能期間 | 2023年まで | 2037年まで |
【ここで注意点】
「NISA」と「つみたてNISA」は同時に口座を開設できないので、自分にあったプランを選択しましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
老後2000万円問題が注目されている中、自分の身は自分で守るしかないのです。
少しでも自分にとって始めやすく、そして将来や老後のためにも少しでも資産を増やすためにも、若い今だからこそとにかく行動に移していかなければいけません。
今日という日は人生において一番若い日であり、二度と戻らないかけがえの日でもあるのです。
今回紹介した「つみたてNISA」は自分自身が手軽に始められそうな、将来に備えた資産運用の一つです。
「つみたてNISA」の他にも「iDeCo(個人型確定拠出年金)」と言い、投資で老後の資金を作れる制度もあります。
こちらについてはまた違うブログで紹介いたします。
皆さんも、少しずつでいいので自分で資産を形成していく力をつけておきましょう。
それでは今回はこの辺で。
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